セルフ・レピュテーションマネジメントのすすめ

人は誰かと会えば「ひと」のはなしをする。は前回お伝えしました。

そこで、交わされたあなたの評判について、それぞれ違った見方がなされることはしばしばあります。

「そんな良い評判があるんだ。見直しちゃった!」となればポジティブサイン。
「えっ、そんな話があるの?私に対する態度とは少し違うようだな。」は要注意サインですね。

相対する人によって、自分の態度が変わる、言うことが異なると、当然評判はバラバラになります。それによって、あなたへの期待値、信頼感には大きな差が生じます。

自分の評判は自分でマネージすることができます。

出会った誰に対しても、どんなときも、できるかぎり一定の態度、同じ言葉で自分を表現することを続けていけば、あなたに対する評判は安定します。

あなたの周りには、どんなステークホルダーが居ますか?

いつも、オフィスの清掃サービスをしてくれている方に対して、挨拶と感謝の言葉を伝える。「こんにちは、おつかれさま、いつもありがとうございます。」
入社1年目のスタッフに、「おつかれさま、なにか困ったことありませんか?」とひとこと。
仕事を外注している社外エージェント方に、まったく同じトーンで同じ言葉。
エレベーターで社長と乗り合わせても、さらっと「こんにちは、お忙しそうですね。うちのチームも頑張ってますよ」。
どんな顧客にも、取引企業の担当者やその上司の方に対しても同様に接します。
自分の上司、その上の上級職への報告は、多少の時差があっても同じ情報を同じトーンで伝える。もちろん情報の粒度には差をつけることはありますし、情報提供の順番には気をつけないといけませんが。

そうやって1年間、あなたの言動は誰に対しても、いつも意識することなく自然に一致してきています。きっとあなたの評判は安定し、自然にあなたのブランドがつくられ始めます。

これが、私が心がけてきたセルフ・レピュテーションマネジメントの第一歩です。